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音楽、酒、海をこよなく愛するシンガーソングドランカー
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鮭の季節

Sun.07.11.2010
新しい彼等がまた新しい争いに戻って来る。
雌から放たれた卵は、争いを制した男以外にはその雄叫びを写し残す生の残り香だ。
新たに新たに、落とされた肉に命を浴びさんとする炎。

強い雄は思うのだ。俺は戦いに勝ったのだ、濁流に勝ってきたのだ。争いに勝ってきたのだ。日々どれだけの戦いを制してきたと思うのだ。常に細心の注意を払い、最大の成果をその命をつなぐ為に捧げてきたのだ。
誰にも盗られてなるものか。負けるわけにはいかぬ。

「邪魔をするな。邪魔をすれば殺す。
残すのだ。次に繋げるのだ。命を、遺伝子という鎖を残すのだ。」


弱い男も思うのだ。命を残さねばならぬ。自分の精子をかければ命が残る。かけなければ命は残らない。
。俺がここまで生きてきた意味は、この濁流を生き延び大海原へ流れ着き、数多の脅威から逃げ延び耐え忍び、命からがらこの川にまた戻って帰ってきた意味は。ここでこの雌が産み落とした卵に我が命を乗り移させることだ。

「邪魔をするな。邪魔をすれば殺す。
残すのだ。次に繋げるのだ。命を、遺伝子という鎖を残すのだ。」




そのためには、何が犠牲とも思わぬ。
この命はその為にあるのだ。


要は、精子をここで掛け合う争いを、最後に男同士でする訳です。

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子が愛しい。我が命は此の為にある。
この笑顔に照らされれば、今いつでも断崖の淵から手を離そう。
僕の生きてきた意味は、愛だ。
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果てしなく繰り返されてきたこの物語は、今また僕らが繰り返す物語。

雄はなりふり構わず精子をかける。己の分身を。
雌はそれを見てみぬ振りをする。いや、見て見ぬ振りをする振りをする。


さあ僕らは人間だ。今からそれを始めよう。
それがいいか悪いかと議論をしよう。
僕らは人間だからと、人間なんだからと言って涙を流そう。
そして最後に神を感じて全てを許そう。許してしまおう。

そして何もかもわからなくなって、酒に飲まれて男も女もわからなくなって畳の上で雑魚寝しちまおう。
次の日には何故か気の合う女とは受精してるよ。あなたが女性だったら、気の合う男とね。
それを運命って言うことの意味は、てめえが今まで生きてきた人生への責任だったりする。
必然って言ったっていいよ。

何故なら初めからそんなことは意味なんてないから。


生きるって面白い。と、思いませんか?
神聖なことと人が思うことほど、下半身のことと親密になるばかり。


まあ、NHKで鮭の季節でっせー、っていう番組観ただけなんですけどね。


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