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淘汰されるべし。

Thu.27.01.2011
今回はミュージシャン、および音楽業界の方に向けての話なんで、他の人にはマニアックな日記を書きます。
でも、結局どんな世界も同じですよね。そう思うのであえてここで書くことにします。



レコード業界はもうこれからずっと、回復することはないと思うよ。
それはもう、新しい形の音楽の伝わり方が出来ているからなんだ。

近い将来、音楽へお金を払うという意識は一般市民の中から消えてなくなるよ。
CDやレコードをお金を出して買うという行為はすべからくなくなる、とまでは言わないにしろ今の世に比べれば果てしなく少なくなるだろね。
もう当たり前のことだよ。
これからは音楽をパケージした製品はタダになるよ。恒久的に。
一部ではもうずっと前から言われてたことだけど、まあ間違いないと僕は思ってる。

じゃあこれからはどんなんになんのよと。
「レコーディングされた音源」はほとんどの場合、果てしなくタダになっていく。


今まさに音楽を享受する価値観に革命が起きている。

•レコード盤が発明されたとき
•ラジオが発明されたとき

こういう時代の変化のとき、最初はミュージシャン、次にそれに変わってレコード会社は毎回言ってたんだよ、「俺らの取り分減るじゃねぇか」って。

レコードが発明されたときはこういった。
「こんな風にコピーされたら誰もライブに来なくなるじゃないか!」

ラジオが発達したときはこういった。
「こんな風にいい音質であちらこちらで流されたら誰もレコードを買わなくなるじゃないか!」

たくさんのミュージシャンも巻き込んで音楽業界全体の多くの人がそう信じた。
けれど実際はどうだったか?

これはテレビやVHSが登場したときの映画業界の反応と同じね。
自分らのテリトリーを冒されると思ったから焦った。
けど、結果はどうなったよ、って話だと思うんよ。


音楽はそれも飲み込んで発展していった。
テクノロジーがミュージシャンを邪魔したことなんて今まで一度もなかったんだ。

今を見てみようや。
違法ダウンロードという言葉が浸透してる。
無料ダウンロードと殆ど同義になっている。

詳しい状況については僕が言う必要はないと思う。
興味がある人は調べてください。




僕が言いたいのはこういうことです。
音楽の享受の仕方について、21世紀は20世紀とは全く違う革命がもうすぐ起こるということ。
それは音楽が公共料金のような「インフラ」になるということ。
こう考えてみて欲しい。
毎月、自分が音楽が好きだという人はある団体に「1000円」払うと。
その金額だけでどんなジャンルの新譜でも、どんな古い古典音楽でも自由に、すぐにダウンロード出来るという環境になるということです。
(ある団体、という言葉にピンと来た方はまた違う話が待ってます。
既存のある団体はもうその頃には力をなくしているでしょう。
変わって違う何かの問題が出る可能性はなくはないですが、要は不要なマージンをなくすということです。
ネット配信によって中間マージンはどんどん少なくなるでしょう)

大事なことは、音楽好きを自称するリスナーがひとりひとり少なくとも一ヶ月に1000円を払って音楽を聴き放題にする社会になること。
それはつまり今現在地球上で動いている音楽CDの売り上げを軽く超えるということです。
公共料金的に音楽を享受していく、というのはこういうことです。
リスナーからは最小限の負担を。ミュージシャンには最大限の利益を。

そして音楽の世界はこの100年間が嘘だったみたいに、ミュージシャンとお客さんが今までの価値観からすれば驚くような近い距離でコミュニケーションをとり、お互いに情報を伝達し合えるフラットな関係になる。
それはつまり、そもそもミュージシャンが太古の昔からやってきた「目の前の人に伝える」という表現に有無を言わさず立ち返るということだ。

つまり、音楽はインディーズに立ち返っていく。



間違って欲しくないんだけど、これはね、それがいいとか悪いとかそういうんじゃなくて言ってるんよ。
そういうんじゃなくって、僕は確実にそうなると予測してる。わかってもらえるかな。
善悪なんて天秤が用意される間もなく、世の中は移り変わる。否応無しに。社会ってそういうもんなんじゃないかな。


だから僕は同じミュージシャンに言いたい。
僕らにとっては結構いい時代になると思うんだ。
別に100万枚売れなくってもよくない?お金持ちにならんでも。
人並みかどうかはわからないけど、楽しく暮らせるのが僕らミュージシャン、つまり「おバカ」の強みだ。

元々の健全さに戻るだけだと思うんよ。この5,60年はひどくロックバブルだった。
元々一曲を100万人が買うという状況はどこかおかしい。俺は13の頃からずっとそう思ってた。
だから、これからはもっともっと音楽に対して、他の芸術が辿ったような道が待ってると思う。
何も憂うことはないし、何も間違っちゃいない。健全以外の何者でもない。


世の中がどうなるかとは別にして、確かなことはこういうことだ。
「淘汰される人間がたくさん出るだろう」


何か問題があるだろうか。
才能という言葉を、「愛」と置き換えてもいいが、それがない人間は僕個人としてはどんどん淘汰される業界にならなくてはこの先発展はないと思う。
もちろん自分がいつそうなってもおかしくないという危機感を持っていなければならないし、そうならないように感性を磨き続けることが大事だ。


んで、こんな本をブックオフで見っけたから買って今読んでる。
ごめんなさい、今回の日記のフレーズなど結構パクりました。僕にはこの作者ほどの文才はないです。
でも全ての音楽人に読んでもらいたい本ではあります。


今日はマニアックな話でした、ミュージシャンと音楽業界の人とかに読んで欲しい日記だったですわ。
またいつでもこういうのは書きたい。まだまだ書きたいことは山ほど、それこそ本当に毎日書けるほどある。

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