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ライブ自粛ムードと、僕自身のライブ活動について。

Thu.17.03.2011 12 comments
ライブをやることにします。ん、なんか変な言い方だな、ライブをやっていくことにします。
なんだかこれも違う。ライブを決めていくことにします。いや、なんか違う。

これだ。「ライブの予定を、ガシガシ入れていくことにします」だ。


何の話だと思う方もいるかもしれませんが、少しだけお付き合いいただけたらありがたいです。少し長文ですが。

普通僕らがライブを決めるためにはだいたい三ヶ月前以前から日程を合わせていきます。メジャーな方々だと勿論半年以上、中には一年以上なんて場合も。
今現在決まっているライブ予定はこのブログの左側に載っている日程までで(携帯の方は上の方にメニューがあります)、それ以降は基本的にまだ未定。
それ以降のライブ予定を入れていくことにする、という話です。

今回の災害以降、ライブのスケジュールを入れていくことに正直少しためらいがありました。
今現在決まっているライブに関しては全力でそこに向かっていく訳ですが、その後のライブを今決めていくことに対して、不謹慎だと言われることに少しビビってました。



でもライブの予定を決めていくことにします。
理由は、もう簡単です。ライブやらないと食べていけないからです。



ここから先は僕が皆さんに是非伝えたいことです。
※今回はきっと僕の意見に反対の人もいるだろうし、色んな人の意見も聞きたいのでコメント欄を有効にしました。
お気軽にコメントください。



まず僕個人の話ですが、僕は今現在音楽以外の仕事をしていません。
ライブのギャラがなくなってCDを売ることが出来なくなったら、僕は収入がなくて食いっぱぐれてしまいます。
八百屋さんが野菜を売るように、僕らミュージシャンは演奏して歌を歌ってお金をもらっています。
ライブが1本なくなるということは、僕らにとって死活問題なんです。
僕も今週末のライブが2本なくなったことで、僕にとってはすごく大きな金額を失っています。

ライブハウスなどの会場についてもそれは同じです。
元々ライブハウスというのはそんなにお金になる商売じゃない(こういってしまっては何ですが)んです。
その日のライブがキャンセルになれば損失額は馬鹿に出来ません。
音楽業界の中で、潤っているのはごく一部の世界だけで、あとはすべからくギリギリの中でやっているというのが正直なところです。

僕にも、他のミュージシャンにも、音楽に関わってる人にどうか仕事、させてもらいたいんです。

この厳しい日本の状況の中、ライブを自粛すべきなのかという議論はネット上でも毎晩繰り広げられています。
僕もはじめは相当迷っていました。今も結論は出ていません。
正しい答えなんてないよ、と言われても、考えて考えて考えてしまう。

でもこれだけは言えます。僕は歌いたい。そしてみんなに僕の歌を聴いてもらいたい。この感情だけは確かです。
それは、震災の前も今も少しも変わっていません。

もし自分が家族を失い、友人を失い、住んでいた街も家も何もかも失ったとしたらとずっと考えていました。
そんなときに僕は音楽を欲するだろうか。
こんなことを考えても結局は想像の話だけど、僕はきっと音楽が聴きたい。そして歌いたい。そう思います。
だから僕は僕自身のためにもライブをやりたい。

今、音楽が欲されているのかどうかはわかりません。そんな精神状態でない人も、きっとたくさんいるでしょう。
でもこれだけはわかって欲しい。僕らは決して音楽を押し付けたりはしません。
元々音楽や芸術、エンターテイメントの類いは全て、やるもやらないも、見るも見ないも自由だと僕は思います。
家に押し掛けて歌う訳じゃない。僕らはライブハウスで待っていて、聴きたいといって聴きに来てくれる人に聴いてもらいたいと言っているだけなんです。
どうかわかってもらえないだろうか。切実な願いです。



そしてもうひとつ、「チャリティー」についてお話したいことがあります。

チャリティーライブに対しては僕はやれるならやった方がいいという立場です。
ただしギャラをもらわなくても、CDの売り上げをもらわなくても生活が成り立っている場合だけです。

だけど僕には正直、それは出来そうにありません。

例えばCDの売り上げの1/3を寄付したりとか、そういうことは考えています。
ですがギャラの全てを寄付することは今の僕には厳しすぎるわけです。
お金ないんです。無収入では次の音楽活動さえ出来ません。機材も買えない、下手すると弦だって買えない。

皆さんも個人商店の魚屋さんに「今日の売り上げ全部寄付しろ!」とは言わないと思います。
音楽の場合それが平然と言われてしまったりします。こんなときはノーギャラでやるべきだ、のような…。
これはミュージシャンがいつも頭を悩ませることのひとつなんです。
(音楽は職業でやるもんじゃない、と言う方もいますが、僕はそうは思わないので今回そこには触れません)
僕らだって仕事でやってるんです。仕事でやるからこそ、お金をもらってやるからこそ絶対に手を抜いたライブは出来ないし、必ずいいものにしようとする責任感が生まれてきます。
そして何より、僕らも生活がかかっています。

もちろん僕個人の話をすれば、少ない、本当に少ない額ですが僕の生活からすれば大きなお金を寄付しました。
これはミュージシャン云々というのは関係なく、僕個人がいち人間として募金したお金です。
そしてこれからも長期的に、コンビニや飲食店でその都度気付いたときに小額かもしれませんが募金はしていこうと思っています。
だからこそ、ギャラはいただきたいんです。
(チャリティーライブとして入場無料のライブ出演を断っている訳ではありません。お声がかかり、僕もそのイベントの考えに賛同出来ればどんどん参加したいと思っています。そのときはもちろんノーギャラで歌います)


僕のことを書きましたが、同じ状況にあるミュージシャンが今日本全国に果てしなく多くいます。
もちろん人それぞれの考えがあって、ギャラはいらないという人も沢山いると思います。が、僕にはそれは出来そうもありません。
僕にとってはそれが「音楽で食っていく」ということだからです。



この考えに賛同出来ない方ももちろんいらっしゃることもわかっています。
今このタイミングでこういった内容のブログを書くことに対しても、僕自身すごく迷いました。
こういった事態になったときの音楽の在り方についてもずっと考えています。
でも、音楽は偉大だと僕は信じています。
音楽では世界は変えられないし、死にゆく人を助けられはしないけれど、欲している人には絶対に必要なものだと。目の前にいる人を笑顔に出来る有効なツールであると。

今音楽が求められているかどうかは僕にはわからない。でも、わからないなら僕は歌おうと思いました。


やはり長文になってしまいました。でも本当は言いたいこと、伝えたいことはもっともっと沢山あるんです。
もし僕と直接話をしてくれる方がいれば、直接でもお話したいことばかりです。






最後に。長文にお付き合い頂きありがとう。

またライブで会いましょう。聴きたくなったらでいいですから、是非遊びに来てください。

僕らはいつでもステージで待ってます。



青田ケンイチ









ライブスケジュール


◆3/20(日)Sunday Sunny Picnic
会場:静岡パルコ前 小梳(オグシ)神社

START 13:30
入場無料

静岡の街中で開催されるフリーマーケットで歌います。
飲食店もあるので、のんびりワイワイやりましょう。



◆3/20(日)清水SOUND SHOWER ark
静岡県静岡市清水区入船町13-15エスパルスドリームプラザP1 駐車場1F / Map

【SOUND SHOWER Park vol.15】
出演:FULL COMPLETE STAR、KING SMELL、peso、ナウシカ、IBLADE、青田ケンイチ&サイドギャザーズ
OPEN 17:00 /START 17:30
TICKET 前売\1500 / 当日\2000(各+1D)

久しぶりのサイドギャザーズ。がっつしがっつしやります。



◆4/10(土)ちゃっきり横丁
静岡市葵区両替町2-3-4 / Map

【投げ銭ライブ】
START 19:30~ 時間を空けて3ステージほどやります
観覧無料(横丁のお店のお好きなところに入ってください)
Bass:chuji、Per:つばっちと共に出演

全開大盛り上がりだったんです、ここ。ホントにすごかったなぁ。
更に盛り上がりましょうか。



◆4/14(木)静岡LIVEHOUSE UHU
静岡市葵区七間町9-10 ワイシーシー第二ビルB1 / Map

【音楽酒場】
出演:黒川浩和、福居八大、齋藤洋士、青田ケンイチ
OPEN 18:00/START 19:00
TICKET \1500(+1D)
ソロで出演

友人クロのイベントに出演。りりィ+洋士の洋士さんが駆けつけてくれるそう。



◆4/22(金)静岡LIVEHOUSE UHU
静岡市葵区七間町9-10 ワイシーシー第二ビルB1 / Map

【ローリングピアノマン リクオライブ】
出演:リクオ、青田ケンイチ
OPEN 18:00/START 19:00
TICKET 前売\2800/当日\3000(各+1D)

いよいよリクオさんと会える。それだけでこの日は幸せな夜になるでしょう。
胸を借りるつもりで僕も歌います。

« 空きビンに思いつめこんで。 - Home - 18日、19日のライブ中止のお知らせ »

12 comments
私にとって音楽はあくまでも趣味ですので演奏は自粛。
当面やるつもりはありません。

普段はコピー機を販売しているセールスマンでプロである以上営業しなければ生活できません。

アオケンはプロの音楽家。周囲から何を言われてもやらなければならない立場だと思います。むしろそれがプロだと思います。

こんなことで躊躇したらおかしいぞ!

業種は違いますが、お互い頑張りましょう。
音楽は癒しの力を持ちます。
大昔 BACHとS&Gの『明日に架ける橋』は私に生きる力を与えてくれました。

あなたの唄には力があります。
躊躇せず全力で向かってください。
賛同します
ご無沙汰してます。
この時期、ミュージシャン皆様には本当に苦しい検討を続けていらっしゃる毎日だと思います。
私も先日イベントの開催か否かの判断を迫られ正直苦しく思いました。
開催も中止もどちらにも決定的な理由が無く、正論も反論もありますね。

この日記を見て青ケンさんのように音楽を生業とされている方には特に苦しい思いを改めて感じました。
大きなことは出来ませんが応援しています。

うまく言えないので近いうちお話したいですよ。
>Mattsun
コメントありがとうございます。
趣味だから自粛。そういう考えもありますね。

仕事やらないと生活出来ない。当たり前のことなので、変に長文書いてる自分もどうかと思ったんですが、
そう言ってもらえて嬉しいです。
はい、躊躇せずやっていきます。
>RecMixer
コメントありがとうございます。
衣食住が最優先なのは当然。音楽は余剰な部分なんですが、その余剰があるからこそ人間は人間であると僕は思います。

ありがたいお言葉、嬉しいです。
はい、もっと精進します。
>えいき
コメントありがとうございます。
難しいですね。最近は野球で同じことをやっていますが、これも意見が真っ二つ。
どちらかというと不謹慎派が多いのかな。
僕は野球についても全く不謹慎だとは思わないのですが。

何で計るのがいいんだろうか。
被災者の気持ちを考えろというなら、被災者にアンケートでも取って集計結果により決定するべきなのか。
僕が思うに、不謹慎と言っているのは外野なのでは。
そんな風に思ったりしています。
与えられた環境の中で、
目の前の人、もの、ことを大切にする。

これまでも、これからも、自分の真ん中にあります。

そしてそれを伝えるのが僕の仕事です。
音楽繋がりの繋がりの繋がり辺りで、青ケンさんの音やブログをネットで見ています。

こちら西日本は同じ日本とは思えないくらい、電気水道ガス食料、全てにおいて潤っています。(ガソリンが高くなったくらいかな)
青ケンさんと同じような考えの東京の唄歌いが震災後、自粛ムードの中、こちらまで唄いに来てくれています。
前から決まっていたライブで、中止にするか迷ったけれど、せめて西日本だけでも元気でいてほしい、と。

あたしも、超有名ミュージシャンがデカイホールで照明・音響ガンガンでやるのはやめてほしいです。
だけど、小さな箱で、音響なくても聞こえるような場所で唄が聞こえてくるのはとても幸せなことです。

あたしは献血もできないし、募金するほど潤ってもいないけれど、
自分が元気でいることで、東京に居るたくさんの友達の支えになれたら、と思います。
東京の音楽好きな友達たちは唄歌いのライブを待ち望んでいます。
ライブに行くために仕事を乗り切ろうとしている人、
ライブに行きたいがために働いている人、
ライブ行く日を決めて、シフトを考える人、、
音好きの人のために、自粛せず、唄ってください。
東日本も明るくしてください。
遠くより、1人でも多くの人の心が晴れるのを願っています。
>こういちろう
自分の真ん中。ぶれずにいたいね。
こういうときにはそれが特に浮き彫りになる。
>西日本人
コメントありがとうございます。
そういってもらえることを、いち歌うたいとしてとても嬉しく思います。

少し話がズレますが、節電ムードの中で大きな会場を使って開かれるコンサートが自粛しているのを見るといつも思うのですが、
3万人分の家庭の電気消費量と東京ドームの電気消費量ってどっちが高いんでしょうね。
そういう「実質的なデータ」を出してもらいたいなあと思うわけです。

自粛、ということばそのものが実体のないものだと僕は思っていて、だから最初から自粛するつもりはなかったんです。
誰かを救おうと思って歌ってるわけじゃない。
それはもともと僕はそういうふうに音楽をはじめた人間なので、これからも変わらないと思います。
救われたとかそうじゃないとかは、結果論なわけで、最初からそんなことを狙って、見越して音楽をやるなんてこと自体なにかおこがましいと思ってます。

音楽はメッセージ•イン•ア•ボトル。自分の手を離れたら、あとは相手しだい。
僕のスタンスはずっとこれでいたいと思ってます。
あ、話が逸れましたね(笑

明るくできるかどうか、わかりませんがこれからも好きに歌っていこうと思います。
もしよかったら、また歌を聴いてやってください。
はじめまして
山形のバンドマンです。

僕たちは今月のライブは自粛しましたが、
主催したバンドさんに
「こんなときだからこそ元気を与えなくちゃいけない」と訳の分からないキレイ事を言を言われました。

そのバンドさんには一つも賛同出来ませんが

青ケンさんの事情、気持ちには賛同出来ます。

がんばってください!

>ファッ休さん
はじめまして。
コメントありがとうございます、山形ですか、そちらはどんな状況なのでしょう…

今ふと思ったんですけど、元気を与える、というフレーズや思想はクルマみたいなもんだなあと思いません?
アクセルとブレーキの踏みどころが大事ですよね、きっと。
何を持って「踏み間違える」とするのかも人それぞれですが、
僕は基本的に「勝手に歌ってるので勝手に楽しくなったり悲しくなったりしてください」というスタンスで歌ってるので
なんというか投げっぱなしというか、そんな感じです(^^;

はい、がんばります!ファッ休さんもそちらが落ち着いたら是非静岡にもライブしに来てください、お待ちしてます!
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